縮毛矯正の疑問解説
①縮毛矯正をした方がいい人の基準
💡自分の髪のクセが好きか嫌いか?
クセが弱かろうが強かろうが、自分自身のクセが気に入っていたり、ストレートにしたくない方は縮毛矯正をする必要ありません。
逆に髪のクセが好きではなく、髪の「うねり」や「広がり」や「まとまらない」等のお悩みがある方は縮毛矯正をする事を考えてもいいと思います。
まずは自分がどうしたいか?が縮毛矯正が必要か不必要かを選ぶ基準になります。
②縮毛矯正の種類
💡縮毛矯正とストレートパーマは何が違うの?
主にストレートパーマは「パーマ落とし」や「ボリュームダウン」として使われることが多く、髪のクセを真っ直ぐにする力は弱いです。
縮毛矯正は、アイロンを使って熱処理をしていくストレートパーマになり、
髪のクセを真っ直ぐにする力が強くなります。
美容室によって呼び方が違ったり、やり方に細かい違いはありますが、大きく分けていくとウェーブパーマもストレートパーマも縮毛矯正も、髪の「結合を切って形を変えた状態で結合繋ぎ固定する」施術になります。
髪の状態や目的に合わせて、使う薬剤、パワーの強弱、熱処理の有無を使い分けます。
③縮毛矯正した日にシャンプーNG&髪の毛を束ねないでと言われる理由
💡縮毛矯正して間もない髪の毛は、デリケートなので基本的に丁寧に優しく扱いましょう。
濡れた状態で放置してしまったり、跡のつくような乾かし方や束ね方をしてしまうと、髪に変な跡がついてしまうかもしれないというのが、シャンプーや髪を束ねるのを控えて下さいと言われる理由です。
特に髪の毛は、水素結合で結ばれていて水で濡らすだけでも髪は不安定になる性質があり、結んだ状態で汗や雨、何かしらの理由で濡れてしまうと、跡がついた状態で髪が乾いてしまいクセがついてしまう可能性があります。
シャンプーしない方がいい理由も、濡らさないでくださいという意味で、シャンプーしないで水洗いならOKとかではなく濡らしてしまうこと自体がNGになります!〉
薬剤や施術内容も以前より進化しており、そこまで徹底して神経質にならなくても、濡らした後はしっかりヘアケア剤をつけ、ドライヤーで乾かして頂ければ特に大きな問題はないと思いますが、濡らさなければならない理由がない場合はあえてリスクをとる必要はないかなと思います。
④真っ直ぐ過ぎる縮毛矯正にならないオーダー方法
💡髪の状態によっても異なるので、一概には言えませんが「前髪だけ縮毛矯正」や「襟足だけ縮毛矯正」等、クセが強い所や気になる所だけ部分的に縮毛矯正をする事や、ボリュームを残したい根元や毛先を外して縮毛矯正をする事で、自然なストレートを作っていくやり方もあります。
基本的に縮毛矯正をかけるということは、癖を伸ばす為の施術になりますので、美容師も真っ直ぐにしなきゃという先入観や固定概念があります。
自分が「どういう仕上がりを求めているのか?」のイメージを伝え、今必要なのは縮毛矯正なのか?ストレートパーマなのか?担当の美容師さんとしっかりと相談をして適切な施術方法を提案してもらいましょう。
⑤縮毛矯正を辞める方法
💡縮毛矯正を辞めたいけど辞めるタイミングが分からない
確かに縮毛矯正は辞めるタイミングが難しく、根元の地毛と毛先の縮毛矯正毛のギャップに苦戦している方が多く見られます。
選択肢は大きく分けて3つあります。
①縮毛矯正部分を全てカットし、地毛のみのヘアスタイルにする
メリット
デメリット
・一気に地毛になる為、クセを生かすようなスタイリング技術か、ヘアアイロンを使ってのスタイリングが必要になる事が多いが、クセに慣れていないため難しい場合がある。
②伸びたら切るを繰り返し少しずつ縮毛矯正部分を無くしていく
メリット
・完全に地毛になるまで時間がある為、クセの扱いに慣れてくる。
デメリット
・途中経過のヘアスタイルが地毛と縮毛矯正部分のギャップがある為、髪を束ねる等をしてやり過ごす方が多い。
③縮毛矯正にデジタルパーマ等を施術し、地毛とのギャップを少なくする
メリット
デメリット
・髪の状態によってはキレイにデジタルパーマがかからない。
縮毛矯正の辞め方の基本的な流れについてご紹介させて頂きました。
しかし、髪の状態やライフスタイル、ヘアスタイルのお好み等、人によって違うので正解はありません。